最近、コンクリートの品質低下による欠陥建築や耐震性への不安が叫ばれています。しかし、コンクリートは然るべき取り扱いをすれば、経年変化への対応や強度維持を図れる優れた材料です。丸二では、より強固で耐久性・耐水性に優れたコンクリートでの施工体制を構築。そのひとつの取り組みが、「パワーコンクリート工法」の開発です。
建物は、住む人の安全を確保するためのもの。
長期にわたって堅牢さを維持し、地震から住む人を守り続けなければなりません。
そこで丸二は、「耐震」に対するひとつの取り組みとして、
耐震性に優れた構造体をより強固にするための「パワーコンクリート工法」を開発しました。
パワーコンクリート工法は「スランプ値」を小さくし、単位水量を抑えたコンクリートで施工することにより、より強固で、高密度で、耐震性に優れ、長持ちする「強い鉄筋コンクリート構造体」を実現する新しい工法です。
スランプとは?
スランプとは、利用される前のコンクリートの硬さを表す値で、スランプ試験を行って定めます。なぜスランプ試験を行うのかというと、コンクリートは水量によって軟らかさや流動性が異なるからです。
軟らかさや流動性の程度を把握するためにスランプ試験を行い、日本建築学会が定める一定の基準を満たしているかどうかを判断します(コンクリート構造物の種類や施工方法によって基準は変化します)。
生コン打設では、標準的なスランプは「18」前後ですが、丸二のパワーコンクリート工法では固練りの粘りのあるスランプ「15」で打設を行っています。もちろん、これにより打設の手間や建築コストは増えますが、当社では「構造の力」こそが建築における本質であると認識し、より安全な建物の建築に努めています。
丸二では、住まいの安全性に対する付加価値として、一般的で標準的な「スタンダード・コンクリート」に加えて、独自開発の「パワーコンクリート」の選択制を導入し、様々なニーズにお応えしています。
丸二は、強いコンクリート構造物を造るための技術講習や実地指導を行う「コンクリートに関する総合コンサルタント」岩瀬文夫氏からの技術指導をいただいています。
株式会社 総合コンクリートサービス
代表取締役 岩瀬文夫